全神経で感じる展示
2018/04/10
岡山のブランディングデザイン会社
アッパービレッジのblog担当 杉原です。
先日の研修日、曹源寺で行われていた
「生かされている -曹源寺美術展 禅と備前Ⅱ-」を観に行きました。
この展示の主な会場は、庭。
池田家の菩提寺として、また紅葉の名所としても知られる曹源寺。
その、自然公園のように整えられた立派な庭の
木々の間や池の中などに、作品たちが佇んでいます。
お寺ということもあり、とても静かです。
風が木々を揺らす音や、たまに鳴る鐘の音が気持ちよく、
深呼吸をしながら歩くと、身も心も洗われるようでした。
一番心を掴まれたのはこちらの作品。
何に見えるでしょうか??
僕には、力強い根っこのように見えました。
どっしりと力強さを感じながらも、自然の色と有機的な形から、
温かみや安心感を感じます。
しかし同じ作品でも、美術館のショーケースの中にあったら、
また別の印象だったように思います。
まわりの景色や音、空気感が
作品に大きく影響しているんですね。
置かれている環境によって、
作品の見え方が変わること、全身で愉しめることを教えてくれる、
神秘的な展示でした。
*
道すがらに、自然がつくった作品を発見。
こんな楽しみも、醍醐味ですね!